[暁の鎮魂歌 / Linked Horizon]死んだ魂の持ち主はキャラクターではなく本作を聴く者
エンディング主題歌
タイトルに「鎮魂歌(レクエイム)」が入っています。「レクエイム」はメタファーではなく、ほんとうに魂を鎮める歌、死者に捧げる歌と解釈できます。多くの若者が命を賭して戦いを繰り広げるアニメの主題歌(エンディング曲)だからです。
メインのボーカルをコーラスが支えるようにして合唱し、世界を構築していきます。歌声には哀しみと憐れみがこめられ、聴く者の心を締めつけるのですが、楽曲の世界に浸るうちに、少し誤解があったことに気づきます。誤解は「レクエイムはメタファーではない」という点。本作は死者ではなく、生きて本作を聴く者の“死んだ心”に捧ぐ歌。それも“死んだ心”の復活を訴える歌なのではないか。「生きる側に立て」。そう言われているように思えるのです。
タイトル●暁の鎮魂歌
アーティスト●Linked Horizon
作詞●Revo
作曲●Revo
編曲●Revo
アニメ●『進撃の巨人 Season 3』
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