楽曲レビュー

楽曲レビュー

[歩いていこう! / 東山奈央]澄んだ歌声だから王道の言葉が輝く

本作から聴き手に対して送られるメッセージは、ごくありふれたものかもしれません。ひとつの真実であり盤石ではあるけれど、目新しさはない。そんなふうに思って...

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[The Sunshower / 亜咲花]太陽のもとで降る〈雨〉があなたを祝福する

身のまわりにあるものが、自分を祝福してくれている。「まわりにあるもの」とは、たとえば友人や家族といった〈人〉ではなくて、雲や空のようなとらえどころのな...

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[MOTOR CITY / 浅井健一]虚飾にまみれた〈夢〉でもけっして嘘ではない

本作の歌詞が紡ぐのは、なんともゴージャスな情景です。お金持ちが金にあかせて実現する世界。聴く者にとっては、まるで縁遠い生活で、ともすれば虚飾にまみれた...

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[隠岐手紙 / 竹原ピストル]社会のハミ出し者の自分に宛てた“置き手紙”

タイトルの「隠岐手紙」は、「置き手紙」の駄洒落。「隠岐」はかつての流刑地で、〈島流し〉が本作にモチーフになっていることにはすぐに気づきます。 島流しに...

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[Not Afraid / アンジェラ]繊細かつ力強いボーカルが平穏でいることを許さない

繊細で透明感のあるボーカルが印象に残る楽曲。序盤は落ちついたムードのなかで静かに丁寧に〈世界〉を紡いでいきます。やがてドラムの表現する〈鼓動〉によって...

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[Polly Jean / キャロル&チューズデイ]ほどよい手抜きで悩みを解決

太陽の光がやさしく注がれるような味わい。なにか悩みを吐露しているらしい歌詞ではあるものの、けっして悲壮感は漂わず、むしろほのかな温かみを感じます。「悩...

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[FANTASTIC ILLUSION / i☆Ris]マジックの不出来を誤魔化している?

マジック(手品)は、タネを仕掛けて披露するものだから、「どうせタネがあるんだろ」などとケチをつけるのは愚の骨頂。これを言いかえれば、マジックはマジシャ...

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[ダメハダメ / 鈴木みのり]「ダメ」はダメのほんとうの意味は?

初っぱなに「ダメ? ダメ? ダメ?」というから、どれだけ強固に拒んでいるのかと思ったら、「ダメ」は「ダメ」、つまりダメの反対「いいよ」なのでした。ただ...