[歩いていこう! / 東山奈央]澄んだ歌声だから王道の言葉が輝く
本作から聴き手に対して送られるメッセージは、ごくありふれたものかもしれません。ひとつの真実であり盤石ではあるけれど、目新しさはない。そんなふうに思って...
本作から聴き手に対して送られるメッセージは、ごくありふれたものかもしれません。ひとつの真実であり盤石ではあるけれど、目新しさはない。そんなふうに思って...
身のまわりにあるものが、自分を祝福してくれている。「まわりにあるもの」とは、たとえば友人や家族といった〈人〉ではなくて、雲や空のようなとらえどころのな...
ほんとうはものすごく悩んでいるはずなのです。肩に重い“荷物”がのしかっているはず。けれども、「たいしたことない」と自分を偽らなければ、前に進むことがで...
本作の歌詞が紡ぐのは、なんともゴージャスな情景です。お金持ちが金にあかせて実現する世界。聴く者にとっては、まるで縁遠い生活で、ともすれば虚飾にまみれた...
「しがないサラリーマンを奮いたたせる応援歌」。本作のコンセプトをひとことで表わせば、そうなるのかもしれません。でも、サビの歌詞は「戦え Hey, sh...
タイトルの「隠岐手紙」は、「置き手紙」の駄洒落。「隠岐」はかつての流刑地で、〈島流し〉が本作にモチーフになっていることにはすぐに気づきます。 島流しに...
繊細で透明感のあるボーカルが印象に残る楽曲。序盤は落ちついたムードのなかで静かに丁寧に〈世界〉を紡いでいきます。やがてドラムの表現する〈鼓動〉によって...
太陽の光がやさしく注がれるような味わい。なにか悩みを吐露しているらしい歌詞ではあるものの、けっして悲壮感は漂わず、むしろほのかな温かみを感じます。「悩...
マジック(手品)は、タネを仕掛けて披露するものだから、「どうせタネがあるんだろ」などとケチをつけるのは愚の骨頂。これを言いかえれば、マジックはマジシャ...
初っぱなに「ダメ? ダメ? ダメ?」というから、どれだけ強固に拒んでいるのかと思ったら、「ダメ」は「ダメ」、つまりダメの反対「いいよ」なのでした。ただ...