[FANTASTIC ILLUSION / i☆Ris]マジックの不出来を誤魔化している?
オープニング主題歌
マジック(手品)は、タネを仕掛けて披露するものだから、「どうせタネがあるんだろ」などとケチをつけるのは愚の骨頂。これを言いかえれば、マジックはマジシャンと観客の両方がいて成り立つもの。つまり、観る者もマジックを盛りあげようとする必要があるわけです。
本作は、マジックを行なう側から歌っているのだけど、プロのマジシャンではない(らしい)から、観客に依存するところが大きい。華やかな楽曲で、マジックの稚拙さをカバーしようとしている。そんなうがった見方もできます。けれども、プロであろうが素人だろうが、マジックがエンターテインメントショーであるならば、本作のようなにぎやかな演奏は正解といえるでしょう。つまり、本作もマジックの構成要素のひとつなのです。ちょっと頼りない感じも演出だとしたら、聴く者は見事にイリュージョンの魔法にかかっているのです。
タイトル●FANTASTIC ILLUSION
アーティスト●i☆Ris
作詞●Motokiyo
作曲●Motokiyo
編曲●Motokiyo
アニメ●『手品先輩』
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