[DESTINY / ねごと]伴奏は乾いていてもボーカルは湿っている
エンディング主題歌
楽曲は、まずエレクトリカルなイントロで始まります。無機質さを予感させながも、曲が進行するとそんな印象を受けないのは、ボーカルが湿り気を帯びているからでしょうか。
その湿り気は、深みのあるベースの音に支えられるようにして、次第に取りのぞかれていきます。サビでは滴を吹きとばすようにして、一気に飛翔。
「無機質さ」の予感も、あながち的はずれだったわけでもないようです。みずからの人生や世界の真実に思いをはせる歌でもあり、突きつめれば乾いた気持ちにもなるからです。
終盤で再びエレクトリカルなフレーズに回帰するのも、それを裏づけています。
タイトル●DESTINY
アーティスト●ねごと
作詞●蒼山幸子
作曲●沙田瑞紀・蒼山幸子
編曲●ねごと
アニメ●『銀魂゜』
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