[よいまちカンターレ / コーロまちカド]にわかに高尚な雰囲気が漂ってくる

エンディング主題歌

激しいリズムと、荒々しいベースのイントロで幕を開けます。Aパートでは、ラップのように矢継ぎ早にフレーズが繰り出されます。聴く者としては、このスピードについていくのがやっとです。楽曲と伴走し“息切れ”しそうになって迎えるBパートで、歌は速度をそのままに余裕をもって滑走します。Aパートが忙しないぶん、どこか優雅さを感じます。

Aパートで表現されていたのは、何気ない、つまらない日常の光景。でもBパートでは、その光景がかけがえのない価値を持つ、と歌っています。にわかに高尚な雰囲気が漂ってくるのです。

けれども、それも束の間。サビに入ると再びラップのような短いフレーズの連打となります。

ボーカリストは、アニメのキャラクターたち。劇中の印象から、ともすれば能天気な軽薄さを帯びるところですが、A・B・サビの緩急、陰と陽、そして静と動のメリハリが、この楽曲に奥行きを与えています。

タイトルよいまちカンターレ
アーティストコーロまちカド(シャミ子・桃・リリス・ミカン)/CV:小原好美・鬼頭明里・高橋未奈美・高柳知葉
作詞伊藤いづも
作曲藤本功一
編曲藤本功一
アニメ『まちカドまぞく』

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