[つぎはぎもよう / nano.RIPE]世界のどこでも見られる風景に自分を重ね合わせる

オープニング主題歌

“田舎”を舞台にしたアニメの主題歌だから、この曲を聴きながら思い浮かべるのは、青空の下に広がる山や川といった自然の風景。いま“田舎”に住んでいる人は、いつも目にしている光景をイメージし、住んでいない人は憧憬を抱きながら本作を聴くでしょう。

ところが、よくよく歌詞に耳を澄ましてみると、“田舎”の風景を表現しているわけではないことに気づきます。たしかに「風」「空」「雲」といったフレーズは出てきます。でも、風や空や雲は“田舎”にしか存在しないわけではありません。どんなに発展した都会であっても空や雲を眺めることができますし、風を感じられます。

本作は、日本のどこでも、いや世界のどこにいても見られる風景に自分の存在を重ね合わせ、そこに時の流れを加味します。風や空・雲を感じて、自分の存在を意識することにつなげているのです。すると、自分を大切にしようとする気持ちが生まれます。人生に悩み・迷いを持っている人には、救いの歌に聴こえてくるでしょう。

タイトルつぎはぎもよう
アーティストnano.RIPE
作詞きみコ
作曲きみコ
編曲佐々木淳
アニメ『のんのんびより のんすとっぷ』

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