[Don’t say “lazy” / 桜高軽音部]全力の演奏でなにかを誤魔化している
エンディング主題歌
全編が全力疾奏。いっときも勢いを止めることはなく走りつづけます。高校生の女の子4人組のバンドだから、若さゆえの暴奏、みなぎる生命力の発露ともいえるけれど、若さゆえの未熟さも垣間見えます。全力なのは、なにかを誤魔化すため、意識を本題からそらすため。自分をあざむくためには、これいほど力強い演奏が必要というわけです。
「誤魔化す」といっても、悪手ではありません。ちょっとサボったとか、食べすぎたとか、とるに足らないこと。高校生にとっては大問題かもしれないけど、だれかから非難されることでもない。非難する人がいるとすれば、それは自分自身です。ならば、パワフルな演奏で自分を誤魔化せれば、問題は解決することになります。
結局のところ、自分のマイナス面よりプラス面を注目するほうが、人生はうまくいく。高校生なのに——いや、高校生だからこそ、そんな人生の真実にたどりついたのかもしれません。
タイトル●Don’t say “lazy”
アーティスト●桜高軽音部 [平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子)]
作詞●大森祥子
作曲●前澤寛之
編曲●小森茂生
アニメ●『けいおん!』
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