[衝撃 / 安藤裕子]歌っているのは死者か生者か
これは、死者の国から届いた聲こえなのか。それほどまでに本作の歌声には儚さが漂っています。水面に浮かんでも、すぐに水の底に沈んでしまうような切なさ。歌い...
これは、死者の国から届いた聲こえなのか。それほどまでに本作の歌声には儚さが漂っています。水面に浮かんでも、すぐに水の底に沈んでしまうような切なさ。歌い...
出だしからマシンガンのようにコトバが次々と繰り出されます。曲が進んでも勢いは衰えず、怒濤のフレーズの嵐が続きます。情熱がほとばしり、想いに口がついてい...
高校生の女の子が釣りをするアニメの主題歌ですが、楽曲ではあえて釣りには焦点をあてていません。釣りをしているときに目に入る光景「SEA HORIZON(...
本作から聴き手に対して送られるメッセージは、ごくありふれたものかもしれません。ひとつの真実であり盤石ではあるけれど、目新しさはない。そんなふうに思って...
身のまわりにあるものが、自分を祝福してくれている。「まわりにあるもの」とは、たとえば友人や家族といった〈人〉ではなくて、雲や空のようなとらえどころのな...
ほんとうはものすごく悩んでいるはずなのです。肩に重い“荷物”がのしかっているはず。けれども、「たいしたことない」と自分を偽らなければ、前に進むことがで...
本作の歌詞が紡ぐのは、なんともゴージャスな情景です。お金持ちが金にあかせて実現する世界。聴く者にとっては、まるで縁遠い生活で、ともすれば虚飾にまみれた...
「しがないサラリーマンを奮いたたせる応援歌」。本作のコンセプトをひとことで表わせば、そうなるのかもしれません。でも、サビの歌詞は「戦え Hey, sh...
タイトルの「隠岐手紙」は、「置き手紙」の駄洒落。「隠岐」はかつての流刑地で、〈島流し〉が本作にモチーフになっていることにはすぐに気づきます。 島流しに...
マジック(手品)は、タネを仕掛けて披露するものだから、「どうせタネがあるんだろ」などとケチをつけるのは愚の骨頂。これを言いかえれば、マジックはマジシャ...